| ・原因 |
麻疹ウィルスの飛沫感染 麻疹ウイルスが、はしかにかかっている患者の咳やくしゃみで飛び散り、それを吸い込んで感染します。(飛沫感染) 感染してから発症するまでの期間は10〜12日くらいです。麻疹ウィルスは咳や熱の出初めから発疹3〜4日後くらいまでは患者から出ます。 |
| ・症状 |
はじめの2〜3日は、38度前後の熱が出て、【咳】【くしゃみ】【鼻水】などを伴う普通の風邪のようです。口の中やのどが赤くなって痛みます。結膜炎を起こして、目が赤くなったり、目やにが出たりします。 |
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◆コプリック班 第2〜3病日ごろ、ほおの内側の結膜にコプリック班という周りが赤く小さな白い斑点が数個から十数個みられます。これは、はしかにかかった赤ちゃんや子供の9割くらいにみられます。体に発疹がまだ出ていなくても、この【コプリック班】が現れればはしかと診断がつきます。この斑点は発疹が出る時期まで続きます。 |
| ・経過 |
一度熱は下がるが再度熱が出て、発疹と咳が出ます。 3〜4日後には熱は一度37度台に下がり、再度上がるよいう独特の発熱パターンを示します。このときの発熱は最初の時より高く、39〜40度前後にまでなることもあります。 |
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| ◆発疹 |
再発熱と共にまず耳の後ろや顔に赤いブツブツした発疹が出てきます。発疹は円形の赤い斑点で、境目はくっきりしていて、4〜5oとやや大きめです。 次第に、胸、おなか、背中から手足の先まで、2〜3日かけて広がります。発疹は沢山できて、やがて発疹同士がくっついて、まだらになってきます。赤色の発疹は、4〜5日たつと暗赤色から茶褐色の色素沈着を残します。色素沈着は1ヶ月くらいで自然に消えます。 |
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| ◆せき |
発疹が出ている4〜5日間は、熱が高く、目が充血したり、声がかすれるととても苦しそうな咳をします。この時期が最も症状が重い時期です。 1週間ぐらいで熱は下がりはじめ、急速に回復に向かいますが、せきだけ残ることもあります。 |
| ・合併症 |
肺炎を起こしやすいので、熱が下がらない場合は受診を・・・ はしかは症状の激しい病気ですが、さらに【肺炎】、【気管支炎】、【咽頭炎】や【中耳炎】などの合併症を起こしやすく、下痢が見られることもあります。 中でも多いのは【肺炎】で、発病後10日を過ぎても熱が下がる気配が見られず、せきもひどくなるような場合は、肺炎が疑われます。また、まれに(1000人に一人)【脳炎】を起こす事もあります。熱が下がらず、けいれん、意識障害が起こるときは、【脳炎】が疑われます。 |
| ・後遺症 |
10万人に1人の割で数年後に亜急性硬化性汎脳炎が起こります。 |
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| ◆亜急性硬化性汎脳炎(SSPE) |
はしかにかかった後、数年以上たってまれに起きる脳炎です。10万人に1人の割で、4才から20才代にみられますが、多くは学童期に起きます。 最初は、落ち着きがなくなる、記憶力の低下、異常行動などがみられるようになり、だんだん進行すると、けいれんや体を動かそうとしないのに不自然に動いてしまう【不随意運動】、【視力障害】などが現れます。さらに進行すると【痴呆】【寝たきり状態】になり、数ヶ月から2〜3年で死亡してしまいます。 |
| ・予防 |
1才になったらなるべく早く予防接種を。 はしかは今までも子供の重い病気の一つです。せきと高い熱が続くのに、特に有効な治療法が無く、重い合併症もあります。予防接種がとくに必要な病気の一つです。1才を過ぎたら、ぜひ受けて下さい。 予防接種を受ける前にきょうだいがはしかにかかったなど、感染の危険がある場合は、発病の予防や症状の軽減を図るため、ガンマグロブリンを注射することがあります。 |