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薬の正しい使い方
薬が胎児に影響しやすい時期
産婦人科で出される薬
お薬Q&A
産婦人科で処方される薬は、妊娠経過や赤ちゃんへの影響を十分に考えて服用した方がいいと判断したケースのみ処方されています。飲まないでいると症状が悪化する事もあるので、医師の指示に従い、服用しましょう。
薬の正しい使い方
飲み薬 決められた服用時間と回数、量はきちんと守りましょう!飲み忘れてしまった時は、次の服用時間を考え、すぐに気づいた時はその時点で、次の服用時間が近い時は、次から正しく飲むようにしましょう。飲む時は必ず、水か白湯で。お茶やジュース、牛乳は薬の吸収を妨げる場合があります。
塗り薬 手を清潔にして塗布回数や塗る場所の指示をきちんと守りましょう。使用後、肌が赤くなったり、かゆくなったり、湿疹が出た時は、すぐに主治医か薬剤師に相談しましょう。
座薬 座薬は肛門と膣内にいれる2種類があります。扱う時は必ず、清潔な手で。排便は挿入前にすませましょう。挿入後は、座薬が体の外に出るのを防ぐため、しばらく横になっていましょう。
貼り薬 貼り薬も塗り薬同様、清潔な手で扱い、入浴後などに清潔にした患部に貼ります。また貼り薬にも回数や貼る場所などの指示がありますので、きちんと守りましょう。貼ってみて肌が赤くなったり、かゆくなった場合は、主治医や薬剤師に相談してみましょう。
薬が胎児に影響しやすい時期
胎芽期間 胎児期間
妊娠週数 0週 1週 2週 3週 4週 5週 6週 7週 8週 9週 10週
中枢神経 催奇物質に侵されにくい
心臓
四肢
口蓋
外生殖器
 は、奇形誘発に敏感な時期
産婦人科で出される薬
貧血の薬 出される理由
妊娠全期間を通じて鉄分不足による鉄欠乏性貧血を治療します。重症の貧血以外は、赤ちゃんや出産への影響はありませんがベストな状態でお産に臨めるように鉄分が処方され、食事療法と共に貧血を改善します。
効能・注意点
不足している鉄分を補い、骨髄で造血を高めて貧血を治療します。胃腸内で少しずつ溶けるので、吐き気、下痢、便秘などを感じることは少ないものの、こうした症状を強く感じた時は、クスリの種類を変えて貰いましょう。
おなかの張り止め 出される理由
切迫流・早産や、その可能性が高い人でおなかが頻繁に強く張っている場合に処方されます。薬の種類によって処方される時が異なり、例えばウテメリンは、妊娠16週以外に処方されます。
効能・注意点
子宮の筋肉の緊張を和らげ、収縮を抑える成分が切迫流・早産を予防します。まれに吐き気や便秘、動機、めまい、倦怠感などが現れる事も。こうした症状を感じたら、すぐに主治医に相談しましょう。
妊娠中毒症(むくみ) 出される理由
妊娠中毒症の症状の一つ、むくみを和らげるために処方されます。むこうずねを指で押してもへこみが消えないなどの症状や顔や手にもむくみがある時に処方されます。漢方薬が出される事が多いようです。
効能・注意点
不足している鉄分を補い、骨髄で造血を高めて貧血を治療します。
胃腸内で少しずつ溶けるので、吐き気、下痢、便秘などを感じることは少ないものの、こうした症状を強く感じた時は、クスリの種類を変えて貰いましょう。
妊娠中毒症(高血圧) 出される理由
妊娠中毒症の症状の一つである高血圧を治療するために主に妊娠中期に処方されます。安静と食事療法を試みても血圧が下がらず、妊娠経過や赤ちゃんへの影響が心配される時に処方されます。
効能・注意点
アプレゾリンは主に末梢血管を拡張して血圧を下げる薬、アルドメットは脳の中枢神経に直接作用して交感神経の働きを抑え血圧を下げる薬です。服用後、めまいや眠気を感じたら主治医に相談しましょう。
妊娠中毒症(血流をよくする) 出される理由
妊娠中に小児用バファリンを服用する理由は、この薬に含まれるアスピリンには、血流を固まりにくくする作用があるためです。重症の妊娠中毒症や習慣性流産と診断された場合に詳報される事があります。
効能・注意点
子宮から胎盤への血流不足を防ぎます。アスピリンは、大量に使うと止血しにくくなる副作用がありますが、小児用バファリンに含まれるアスピリンは低用量なので、医師の指示に従えば心配はありません。
止血剤 出される理由
主に妊娠初期、切迫流産や膣炎、子宮膣部びらん、子宮頸管ポリープなど、何らかの理由で少量出血がある場合に処方されます。妊娠初期以降でも出血量を減らす目的で必要に応じて処方される事があります。
効能・注意点
血液擬固を助け、止血効果があります。副作用として、まれに発疹などのアレルギー症状や、吐き気、胸やけ、下痢などの症状が現れる事も有りますので、こうした症状がある時は主治医に相談しましょう。
風邪薬 出される理由
発熱や頭痛、咳などの風邪の症状が妊娠経過や赤ちゃんに影響しそうな場合に処方されます。妊娠中は効き目が穏やかで副作用の少ない漢方薬が出される事が多いようですが、総合感冒薬が出される事もあります。
効能・注意点
葛根湯ははのどの痛みや熱を抑え、悪寒を和らげる漢方薬で、小青竜湯は水のような鼻水に効果がある漢方薬です。服用する時期が早いほど効果的でひき始めの段階で風邪をくい止める事が出来ます。
咳止め 出される理由
風邪や気管支炎などが原因で、激しい咳が止まらず呼吸が苦しい時や激しい咳をする事でおなかが張ってしまう時、また、痰が酷く絡まる時にせきを鎮める目的で処方されます。
効能・注意点
メジコンはせき中枢の興奮を鎮めて、せきを止める作用、ビソルボンは痰の粘りけを低下させて排出させやすくする薬。どちらもまれに発疹などのアレルギー症状が現れることも。症状が出たら主治医に相談しましょう。
胃腸薬 出される理由
胃液が多すぎたり、胃液から胃を守る粘液が少なすぎたりすることで起こる、胃のむかつきや胃痛を治療するために処方されます。錠剤や粉剤、顆粒剤など形状は様々。飲みやすいものを処方して貰いましょう。
効能・注意点
胃液の分泌を抑え、胃の粘膜を保護し修復する動きがあります。妊娠経過や赤ちゃんへの副作用はほとんどありませんが、ごくまれに気分が悪くなったり、下痢や便秘を起こす人も。我慢せずに医師に相談しましょう。
鎮痛(解熱剤) 出される理由
38.5℃以上の高熱や我慢できない頭痛などが続く時に体力の消耗や妊娠経過、赤ちゃんへの影響を防ぐために処方されます。人によっては服用後、胃が痛む事もあるので、必ずコップ1杯程度の水と一緒に飲みましょう。
効能・注意点
痛みを和らげ、炎症を抑え、解熱効果があります。妊娠全期間を通じて処方されますが、妊娠後期に大量に使うと胎児の動脈管が収縮するなどの副作用がおこることも。主治医の指示による範囲内での使用なら問題ありません
お薬Q&A
産科で出されたとはいえ、妊娠中に薬を飲むのは、嫌なんだけど・・・・
妊娠中の薬は必ず理由があって出されるものです。今の症状を放置しておいたら妊娠経過や赤ちゃんに悪影響を及ぼす事が予測され、薬を服用して治療した方が良いと判断された場合に処方します。数ある薬の中でも長年使われてきて、より安全性の高いもの、リスクが少ないものを処方しているはずですので、心配せずに指示どおり服用します。
おなかの張りが治ったら、張り止めの薬を飲むのをやめていい?
自己判断で薬の服用はやめないように。張り止めの薬は、流産や早産を防ぐためなどに使われます。症状が治まってきた時にその薬を継続して服用するかどうかは、主治医が診察してから判断しますので、自分勝手に飲むのをやめてしまったりするのはやめましょう。
胃薬や風邪薬なら、近所の内科に行ってもいい?
妊娠している事を告げ、受診して下さい。ただし、内科だと妊婦さんには、薬を処方してくれない事もあります。体の不調を感じたら、まずは、産婦人科の主治医に相談した方が安心です。
歯医者さんで麻酔をしてしまったのですが、大丈夫でしょうか?
抜歯に使われる麻酔は、局所麻酔で血液中に少量しか吸収されず、その部分だけに効果がある方法なので、まずは心配いりません。抜歯後に処方される抗生物質や鎮痛剤も赤ちゃんに影響のないものが処方されます。また、歯科医にも妊娠している事を必ず伝えましょう。
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